古代エジプトハーブ Acacia - 2014.09.03 Wed

Acacia アカシア
学名 Acacia nilotica
英名 Acacia 、Egyptian mimosa、Gum arabic tree
古代エジプト名 sndt
科名 マメ科
高さ5メートルから20メートルくらいまで育つ高木です。ダークカラーの枝で、美しい黄色の花を咲かせます。ずらりと並んだ豆状の実をつけるのが特徴です。樹皮の傷口から出る分泌物がアラビアガムと呼ばれます。
マグレブ地域、サヘル地域、モザンビーク、南アフリカ、インドなどで育ちます。
現在、アラビアガムでよく知られているアカシアの木は、古代エジプトの時代においても重宝され、人々に親しまれてきました。「テーベの遺跡群のNo19」の壁にはアカシアの木が描かれています。また、古代エジプトでは葉が薬草として用いられてきました。黄土・ナツメ・蜂蜜と混ぜたものや、雄牛の脂と葉をボイルして足の疾患に、また、外傷や止血にも用いられたそうです。家具や調度品などにも用いられてきました。
現在はアラビアガムはアイスクリーム、菓子類、ガムシロップの原料として、医薬品の錠剤のコーティング、絵画・インクなどの工業製品、幅広く用いられています。水彩絵の具の固着材はアラビアガムです。
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