サイプレスの樹果を収穫 - 2016.06.30 Thu

梅雨らしく雨が続きますね。
明日は晴れるそうです。
今月、サイプレス(ヒノキ科 セイヨウイトスギ)の樹果を収穫しました。
まだ青くて柔らかい球果はとても香りがいいです。軽さのあるシャープな香りです。

収穫したサイプレスの球果。茶色の種になる前のもの。精油成分が豊富に含まれています。

香りのいいうちにウオッカとキャリアオイルに漬け込みました。
サイプレスの歴史は古く、ギリシャ神話にも度々登場します。
美少年キュッバソスが姿を変えたと伝えられるのがサイプレス。
イエスキリストが磔にされた十字架はサイプレスの木でつくられたといわれており、
ノアの箱船の船底の板にも使われたそうです。
欧州では兵士が死んだ時にはサイプレスで棺桶がつくられ、
その理由からサイプレスが死を象徴し、死者への追悼のシンボルとなりました。
チベットでは「浄化の香」として使われています。
葉を乾燥させて燻すことで、意識をトランス状態に移行させる時の助けとなります。
ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ Vincent van Gogh/1853-1890の作品にはサイプレスの樹が度々描かれています。
その他、テーブルなどの家具にも用いられ、使用用途の広いサイプレスですが、その香りは心を静かに落ち着かせてくれます。キリッとしたシャープな香りなので、男性用の香水によく使われますが、ルームスプレーや女性用香水にも適しているかと思います。
上記に写真を載せましたが、収穫した球果を細かくし、ウオッカとオイルに漬け込みました。
オーガニックスプレーやオーガニックパルファム、クリームなど、自作アイテムの基材として大活躍します。
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Lavender wands ラベンダーワンドをつくる - 2016.06.29 Wed


今年は満開に咲いてくれたオーガニックラベンダー。純潔さを感じる清楚でさわやかな香りです。化学合成された香りとは違います。

フレンチラベンダー。5月に咲き始めました。

フレンチラベンダーの開花は結構長く楽しめます。手前がフレンチラベンダーピンクで奥のがラヴァンディン。

手作りしたLavender wand。お部屋に飾っても素敵ですし、カバンに入れて持ち歩くといつでもラベンダーの香りが楽しめます。祖母や年配の知人、認知症の方にプレゼントしました。ワンドだとボロボロと花穂が取れないので携帯するのに優れています。
皆さま、いつもありがとうございます✨
今年はラベンダーも大量に収穫することが出来ました。
上記の写真はラヴァンディン種と(イングリッシュラベンダーとスパイクラベンダーの交配種)、フレンチラベンダー。
見た目ではフレンチラベンダーの方がボリュームもあり、見応えがあるのですが、クラフトにするのなら、やはりラバンディン種かストエカス種がお勧めです。香りもいいです。
ラベンダーの品種は数多くて、
・スパイカラベンダー
・スパイクラベンダー
・ラヴァンディン
・ソイヤーズ
・ウーリーラベンダー
・ストエカスラベンダー
・デンタータラベンダー
・プテロエストエカスラベンダー
などがあります。
北海道で数多く栽培されているのはイングリッシュラベンダーから改良された品種の「おかむらさき」。
以前、フランスのプロバンス地方へも旅しましたが、ラベンダー畑がとても綺麗でした。
南仏や地中海沿岸はハーブがとても豊富です。食卓には色鮮やかなハーブが添えられていました。
というわけで、ラベンダーを大量に収穫しましたので、ラベンダーワンドを作ってみましたが、無事に出来上がりました。
作業中はお部屋がラベンダーの香りに包まれるので、気持ちがゆったりと落ち着いてきて、疲れた心が洗い流されます。
花穂は芳香がとても強いので、ウオッカなどに漬けると、自家製オーガニックパルファムやスプレーなどの基材としても活用できます。他には、ティー、お菓子作り、入浴剤、ラベンダーピロー、リースなどのクラフトに。
使用用途の広い、香りにも癖がないラベンダー。是非育ててみてください。
オーガニックスマッジスティックをつくる - 2016.06.09 Thu

写真に写ってるのはコモンセージ。お茶やお料理に大活躍します。大活躍するセージですが、妊娠中の方は避けてください。
ここのところ気温の差が激しいですね。
日中は暑いのに、夜はとても涼しい。
PLUS SOLEILの菜園では数種類のセージを育てています。
今年はクラリセージやブラックセージも植えました。
無事に元気に育っています。
この春、シルバーセージがとても元気に育ち沢山のつぼみをつけていたので
収穫して乾燥させてスマッジ スティックを作りました。
つぼみが付いている華やかなスマッジ スティックに。
すごくいい香りがしています。
何人かの方にプレゼントしたのですが、とても喜んで頂きました。
セージの葉は、表面が白い毛で覆われているので、乾燥させても柔らかさがあります。
シルバーセージやホワイトセージは、まるでベルベットのような質感です。

昨年は元気なかったのですが、無事に根付いたようで、今年はとても元気に育っています。

つぼみ付きのオーガニック スマッジ スティック。
セージの花には沢山のミツバチが蜜を求めてやってきます。
セージをコンパニオンプランツとして活用するには、アブラナ科の作物と一緒に育てると良いです。
アブラナ科の作物に蝶類が卵を植え付けるのを防ぎます。
これから蒸し暑くなりますので、お肌もベタつきを感じて居心地良くない日が続きます。。
おすすめなのはセージのハーブウォーター、またはお化粧水です。
収斂作用が高く、使い心地はさっぱりで、香りもスパイシーでビターな感じですので、気持ちもとてもすっきりします。
これからの季節におすすめです。
手芸、読書の秋 - 2015.11.06 Fri

今日の大阪は気温が高くて暑かったですね。
昼間は汗ばむほど。
先月はドタバタでほとんどブログ更新出来てなかったので、今月は頑張らないと。
堀江のサロンのガスファンヒーターが寿命になり買い換えました。
これからは気温が下がりどんどん寒くなるので
お客様の身体が冷えないようにガスファンヒーターが大活躍します。
施術で温まった身体が冷えないように。
寒くなって乾燥すると風邪が流行りだすので、抗菌作用のあるアロマをディフューザーで蒸散させています。
最近のお気に入りは ヒソップ・ティートリー・タイムチモールのブレンド。タイムチモールの抗菌作用はとても強力です。この抗菌ブレンド、何人かのお客様から、すっごいいい香りですね!とお声を頂きました。
ハーブ数種類を鍋に入れて煮沸させる日もあります。
アジアフリークのお客様に喜ばれるのは、タイブレンド。タイのハーブサウナの香りです。
畑で収穫した無農薬ハーブが活躍します。レモングラス、ミント、ターメリック、ジンジャー、シトラスリーフ、シトラスピールなどに竜脳を加えるとタイブレンドの出来上がり。
サロンのクッションカバーを秋らしいものに取り替えました。
サロンのファブリック系のアイテムもほとんどが手作りです。
施術ベッドのタオルの下に敷いてるシーツはヘンプ。
クッションカバーも麻の素材にこだわって手作りしたものばかり。
先日手芸屋さんに足を運んだ時に、ワッフルリネンがふわふわしていて とても気持ちよさそうでしたのでタオルを作ろうと思って早速生地を購入しました。久しぶりにミシン走らせてサロンで使うタオルを作ってみます。
昨年、お世話になった方たちや友人達に桐の板を使って箱を自作し、自家製ハーブを瓶に詰めて箱に並べてギフトとしてお渡ししました。使うのもったいない!と飾ってくださってる方もいるようでして嬉しかったです。今年も無事にハーブをたくさん収穫できましたので頑張って桐箱作ります。
それにしても冬至までは日が暮れるの早いですね。秋の夜長には読書や手芸がはかどります。先月はちょっとドタバタしすぎたので、11月前半はペースダウンします。
溶接にトライしました。 - 2014.12.05 Fri

お正月まで1ヶ月切りました。
月日の経つのは本当に早いです。
先日奈良の畑に行ったときなんですが、畑に隣接している倉庫の前にある排水溝の蓋が壊れていて危なかったので急遽作成することに。奈良の畑は上田氏から年間契約でお借りしてるんですが、その上田氏が「たしか溶接したいって言ってましたね!」と言ってきて、そのまま倉庫に連れて行かれ、蓋の作成のための溶接にトライしました。

遮光面を付けて溶接します。ヘルメット型のものが電池切れだったので、旧式の面タイプで。アイカバーをさっと降ろすタイミングが難しい。ヘルメットタイプなら、自動で遮光されるんだとか。
溶接初体験だけあって少し緊張気味。何度も溶接棒を引っ付けてしまいましたが無事に蓋が出来あがりました。遮光面をつけずに裸眼で溶接の光を見てしまうと、紫外線の強力な光で角膜に炎症を起こし、次の日痛みで目が開けれなくなるそうです。汗。怖いですね。
油断して裸眼で溶接の炎を見てしまったために、早速畑から大阪に帰る途中目に違和感。。。「や、やばい。明日仕事出来るかな。。。サングラスして鑑定するわけにはいかないし。。。」薬局に飛び込んで、紫外線炎症止めの目薬を購入。夜帰宅してからも、光がまぶしかったり、涙が多少ぽろぽろ出てきたりしましたが、目薬のおかげなのか、冷やしたおかげなのか、私の場合は次の日全く支障なしでした。作業時間が短かったので助かったと思います。溶接で目が焼けるのは、目玉焼きと呼ばれるそうで、相当な痛みで次の日悶絶するらしいです。溶接するときはくれぐれも気を付けないと。。。ご心配してくださった方々、心配かけてすみませんでした。
当分は絶対無理ですが、いつかはアイアン家具作成にもチャレンジしたいので、いい練習になったかなと思います。
溶接の目の炎症になにがいいのかいろいろ調べていたら、「溶接女子急増中」の記事が。「なにそれ???」と思って、記事を見てみると、南海なんば駅から少しはなれた高架下にDIY FACTORY というお店があり、溶接教室もありました。
私がいつも作業させていただくプロの職人さんの作業場とは違って、とてもきれいでお洒落なお店です。女性向けのお店にしてあるみたいですね。様々なクラフトワークのお教室が開催されているので、興味のある方は足を運んでみてください。
DIYといえば、当サロンのテーブル、棚、クッション、ベッドシーツ、棚カバーなどのファブリック系、サウナ、スツール、壁の水耕栽培など沢山のものがDIYです。家具などは上田氏やプロの大工さんに手伝ってもらいました。私の場合は欲しいものが売ってなかったのと、極力お金かからないようにDIYするしかなかったのですが。壁の水耕栽培の装置とか、国内でいいのは売っていないし、海外から取り寄せてもべらぼうに高いので自作するしかなかったです。畑もそうです。欲しいものがあまり流通してないからどんどん畑にのめり込むことに。。。丹精込めて自分で作ったり育てるとずっと大切にするからいいなと思います。日本は消費社会すぎる気がします。パリの蚤の市のように、古いものなどももっと大切にし、楽しむことが日本でも定着するといいなと思います。持続可能な社会づくりを目指して。